先ず、保護猫活動というと大がかりな物を想像する人が殆どだと思います。
実際理想的な形での活動をしようとすると、確かに手間暇は大変掛かりますし、お金もかかります。
最初だけではありません。生き物ですので保護している間のトイレ砂や餌代。病院代。不妊手術を施してまた外に放すのであれば、その子の生活範囲を把握し近隣住民へ糞尿被害や植木等に悪戯をしないように行動をある程度把握し抑制する。
理想形の大体の順番としては以下。
- 保護対象の生活範囲の調査
- 保護対象猫の餌付け・捕獲作業
- 動物病院での手術
- 保護対象猫の生活範囲内の近隣住民への周知(叶わない場合猫の行動範囲を変えてもらわなければならない※後述)
- そのようなボランティアをしている人達との横の繋がりを得て情報交換
- 飼える環境であるならば自分の家で終生飼育
等々、一つ一つの作業を見ると、活動に手を出したいと思う人は少ないのも無理はありません。
更にシェルター(野良猫を施設内で保護・保健所からの引き取り・預かり)や保護猫カフェとして運営していこうと思えば、必要な資格などもあります。
それに掛かる勉強や教材費・時間は、普通の勤め人が片手間にやるには容易くは無いです。
興味があってここら辺まで調べた人は、きっと沢山いると思います。
私も素人ながらネットで簡単に調べただけで、「野良猫0への道」これが理想形でありながら目指す所である事を知りました。
恐らく実際に大がかりな活動にしようと思えば、この数倍以上の知識が必要となると思います。
そしてそれがスタートラインに立つ条件であり、そこから先継続する事が更に大変な事です。
これでは、可哀想な野良猫0を目指すには敷居が高すぎるし、目標が遠すぎて先が見えない。
先が見えない事に手を出すのは、よほど資金力がある人か、強い信念に動かせる意志と体を持っている人だけです。
でも本当にそうでしょうか?
確かに大がかりなNPO法人やシェルターを運営している人達には頭が下がる思いですし、足元に及べるとも思いません。
だけど実際、あるんです。個人で出来る事が。
少しだけ頑張れば、野良猫0への理想の形に近づける個人活動が。
次の更新ではそれについて書きたいと思います。